PIPとは何の略でしょう:

PIPとは何の略でしょう:

何の前触れもなく、突然上司から「PIP(CIS)を行います」と言われても何のことなのか分からない方は多いと思います。

このプログラムの意味は、下記なのです。

PIP:Performance Improvement Program パフォーマンス改善プログラム

CIS:Capability Improvement Support 能力向上サポートプログラム

企業の人事は、「あなたの能力を改善するために行いましょう。」または「あなたのキャリアを再構築する機会を与えてあげました。」と心地よい言葉を口にしますが、殆どのケースは「退職勧奨する前段階の根拠作りをしよう。」と考えているのです。騙されてはいけません!

私は長年、外資系大企業の人事を担当していたので、日本の社長やリーダーから〇〇が嫌いだから解雇してくれ、△△は労働組合に参加しているから解雇してくれと、その従業員のパフォーマンス(貢献度)に全く関与しない理由で解雇を依頼されるケースがありました。

多々なるケースを担当し解決してきたので、解雇する会社側のやり方や思考は熟知しています。

何故企業はPIP(CIS)を行うのでしょうか:

いかに外資系企業と言っても日本でビジネスをするにあたり、日本の労働法を順守しなくてはなりません。

パフォーマンス(貢献度)不足を理由とする解雇は「客観的に合理的な理由」(労働契約法16条)下記の要素が必要です。

  1. 労働者のスキルの低下が、当該労働契約の継続を期待することができないほどに重大なものか
  2. 会社が労働者に対して改善を促し、努力反省の機会を与えたのに改善がされなかったか否か
  3. 今後の指導による改善可能性の見込みの有無

そこで企業は、改善を促し、努力反省の機会を与えたのに、改善がされなかったか証拠作りをするのです。

PIP(CIS)の後に待っているものとは:

あなたの努力にも寄ると思いますが、多くの場合は、降格・10%以内のベースサラリー(基本給)の降給となります。もしくは即退職勧奨かもしれません。

残念ながらPIPを行う企業の人事はあなたの味方のふりをしますが、彼らも社員なので上司から指示されたことを全うしようとします。笑顔や表面上の優しさに騙されてはいけません。

何が起こっても慌てない為に相談をしてください。退職届を提出したり、「退職します」と口にしてしまう前に、ご相談ください。

あなたにとって最善策を一緒に考えましょう。都度会社から言われたことに対応する回答も考えましょう。

悔しいこと、悲しいこと、怒っていること、何でもお話ください。全力でサポートします。

初回相談料:5,000円 /45分

プロセスとしては

  1. 下記の相談申込をクリックしてください。

入力して頂く項目は下記になります。

氏名(漢字&ひらがな)、年齢、現在の企業名、ポジション、PIPを行うと言われた経緯、今後どうしたいか(仕事を継続したい、退職したい、今は何も考えていない)

  1. メッセージを確認しましたら、3日以内に返信いたしますので、相談料の入金をお願いします。
  2. 入金が確認でき次第、ビデオでのミーティングの日程調整に入ります。